フランソワ・トリュフォーのシエスタ

わがフランソワ君、きみの映画は傑作だ。
奇跡のようなものだ。
-ジャン・コクトー


トリュフォー2010年4月1日(木)から9日(金)まで!
各作品の上映時刻はスケジュールにて
ご確認ください。


○大人は判ってくれない Les Quatre Cents Coups
大人は1959年/フランス
1時間 39分/スコープサイズ/©1959 LES FILMS DU CARROSSE

監督・原案・脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー/アルベール・レミー/クレール・モーリエ/パトリック・オーフェー

両親の愛を知らずに育った12歳のアントワーヌ・ドワネル。
家庭でも学校でも自分の居場所を見つけることができず、少年鑑別所に送られてしまうが、そこからも逃亡する…。
自身の自伝的要素の強い長編デビュー作で、トリュフォーは少年期の悲しみ、孤独、独立への渇望を描き、1959年カンヌ映画祭で監督賞を受賞。少年映画の金字塔として映画史に残る不朽の名作。

○突然炎のごとく Jules et Jim
突然炎のごとく1961年/フランス/1時間 47分/スコープサイズ/©1961 LES FILMS DU CARROSSE

監督・脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャンヌ・モロー/オスカー・ウェルナー/アンリ・セール/マリー・デュボワ

ジュールとジムは、情熱的で奔放な女性カトリーヌに恋をする。ジムへの想いを胸に秘めたままジュールと結婚した彼女だが、ジムとの再会で再び二人に愛の炎が燃え上がる。しかし、小さな食い違いでジムは彼女から離れていく…。三角関係の心理を見事に描いた本作は、ジャンヌ・モローの輝くばかりの美しさが圧倒的な魅力となった一遍。

○恋のエチュード Les deux anglaises et le continent
恋のエチュード1971年/フランス/2時間11分/ヨーロピアン・ビスタ/©1971 LES FILMS DU CARROSSE

監督・脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー/キカ・マーカム/ステーシー・テンデター/シルヴィア・マリオット

イギリス人姉妹のアンとミリュエル。姉のアンは、女としての輝きを増し、やがて男と旅立って行った。妹のミリュエルは数年間一心にクロードを愛し続け、やがて結ばれる。15年後、クロードはロダン美術館を訪れ、ガラスに映る自分の姿を見て、まるで老人のようだ、とつぶやく。19 世紀末の美しい美術や衣装も必見の繊細な人間模様を描いた物語。

○隣の女 La Femme d'à Côté
隣の女1981年/フランス/1時間47分/ヨーロピアン・ビスタ/©1981 LES FILMS DU CARROSSE

監督・原案・脚本・台詞:フランソワ・トリュフォー
出演:ジェラール・ドパルデュー/ファニー・アルダン/アンリ・ガルサン/ミシェール・ボームガルトネル

グルノーブルの郊外で、妻子と幸せに暮らすベルナールの隣家に越してきた夫婦。若い美貌の妻は、かつて激しく愛し合った女性マチルドだった。二人の愛が再燃するのに時間はかからなかった。密会はやがて町の人々にも知られることになり、抜きさしならぬところまで辿り着く…。離れては生きていけない男と女の苦しいまでの愛の姿を描いた、トリュフォー晩年の傑作。

○日曜日が待ち遠しい! Vivement Dimanche !
日曜日が1983年/フランス/1時間52分/ヨーロピアン・ビスタ/©1983 LES FILMS DU CARROSSE

監督・脚本:フランソワ・トリュフォー
出演:ファニー・アルダン/ジャン=ルイ・トランティニャン/フィリップ・ローデンバック/カロリーヌ・シホール

不動産オフィスで働く秘書バルバラは、その日、二つの殺人事件に巻き込まれ窮地に立たされた社長の無実を証明するため力を貸す。そうしているうちに二人は恋に落ちる。モノクロームのスタイリッシュな画面に、トリュフォーの最後の恋人となったファニー・アルダンの美しさが際立つ。トリュフォーの遺作として永遠に語り継がれるロマンチックで痛快な恋物語。

<料金>※各回入替制
一般:1,300円 会員:1,000円 2回券:2,000円
(2回券を2セット同時購入の場合、本特集でご利用頂ける招待券を1枚差し上げます!)

フランソワ・トリュフォー
1932年2月6日~1984年10月21日(享年52歳)
パリに生まれたトリュフォーは、幼い頃から両親に隠れて映画を観続け、先鋭的かつ攻撃的な映画批評を書くようなになる。その厳しい論調故に、当時“フランス映画の墓掘り人”などと揶揄された。
1959年に長編第一作「大人は判ってくれない」を完成、一躍ヌーヴェル・バーグの旗手と目された。その後は、子供や女性、自身を色濃く投影した人物をテーマに多くの作品を発表し続けた。
1984年脳腫瘍のためこの世を去った。









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