オールナイト上映【松田龍平ナイト】

2011.06.01.Wed

上映開始/22:15(終了予定/6:00)
デビュー以来、圧倒的な個性とその存在感で、
一躍、日本映画界に欠かせない存在に。
「まほろ駅前多田便利軒」で共演・瑛太との
過去の共演作品も上映!
見どころいっぱいの夜!
皆様お楽しみに!

「ナイン・ソウルズ」
2003年/日本/120分/東北新社、リトル・モア
監督・脚本:豊田利晃
共演:瑛太/原田芳雄/千原浩史/鬼丸/板尾創路/KEE/鈴木卓爾
刑務所を脱走した囚人たちが次第に連帯感を深めていき、各々が生きる目的を模索し見出していく姿をユーモアやペーソスを織り交ぜて描く群像劇。ささやかな希望を抱きながらも、どこへもたどりつけない男たちの胸中をつづり、せつなさを誘う。松田龍平は静かだが存在感のある演技を見せる。
世間から隔絶された、とある刑務所。その13号室には様々な経歴や犯罪歴を持った9人の男たちがいた。リーダー的存在で息子殺しの長谷川をはじめ、ひとクセもふたクセもありそうな囚人たち。そんな彼らは、ある日、ひょんなことから娑婆への抜け穴を発見、脱走に成功する。山中で車を乗っ取った9人は、以前同部屋だった自称元偽札王の山本が“通っていた小学校に大金を埋めた”と13号室を去る時に話していたことを思い出し、その小学校へと車を走らせた。こうして、9人の自由へ向けての旅が始まるが…。

「恋の門」
2004年/日本/114分/アスミック・エース
監督・脚本:松尾スズキ アニメーション演出・メカニックデザイン:庵野秀明
共演:酒井若菜/大竹しのぶ/平泉成/忌野清志郎/小島聖/大竹まこと
才人・松尾スズキによる初の長編映画監督作品。芸術家肌の青年とコスプレ命のオタクOLの純愛を描いた羽生生純の同名コミックを監督独自の切り口で斬新に映像化。
石で漫画を描き“漫画芸術家”を自称するモテない貧乏青年、蒼木門。彼はひょんなことからOLの証恋乃と知り合い、その夜一緒に彼女のマンションへと向かう。しかし恋乃の正体は狂信的なコスプレイヤーで、しかもコミケではかなりの人気を誇る同人誌漫画家。同じ漫画家でありながらあまりに対照的な恋乃にショックを受ける門。そんな門を恋乃は互いをもっと知るきっかけにと、アニメソングのファンの集い一泊ツアーに誘う。ツアーの費用を工面するため、門は元売れっ子漫画家の毬藻田が経営する漫画バーでバイトを始めるのだったが…。
松尾スズキ自身もマスター役で出演。忌野清志郎の歌うミュージカル仕立ての楽曲にも注目。

「46億年の恋」
2005年/日本/84分/エスピーオー/PG-12
監督:三池崇史
共演:安藤政信/窪塚俊介/渋川清彦/金森穣/遠藤憲一/石橋凌/石橋蓮司
鬼才・三池崇史監督が、松田龍平、安藤政信らを主演に迎えて放つ異色ロマンス。刑務所で起きた殺人事件を軸に、若き囚人たちの純愛をイマジネーション溢れるヴィジュアル表現で妖しく描き出す。
監獄の雑居房で、一人の青年が横たわるもう一人の青年の首を渾身の力で絞めていた。首を絞めていた青年・有吉淳は看守たちに取り押さえられるが、締められていた青年・香月史郎は既に絶命していた。2人の刑事がこの奇妙な殺人事件の捜査にあたる。ゲイバーで働いていた有吉は、客の性的暴行に逆上し、その男を殺害。一方香月は、幼い頃から様々な犯罪に手を染め、最終的に路上で人を殴り殺してしまう。偶然、同じ日に投獄される2人。寡黙な有吉と粗暴な香月はまるで正反対の人間だったが、刑務所ではなぜか香月は有吉を守り続けるのだった。捜査が進むほどに謎はますます深まっていくのだったが…。

「青い春」
2001年/日本/83分/ゼアリズエンタープライズ
監督・脚本:豊田利晃 撮影:笠松則通
共演:EITA/新井浩文/高岡蒼佑/大柴祐介/山崎裕太/小泉今日子
圧倒的な人気を誇る漫画家・松本大洋の同名コミックを映画化。特別やりたいこともなく、ただなんとなく苛立ち、何もかもが面倒くさい、そんな高校最後の春を迎えた不良高校生の姿を描いた青春群像劇。空虚なまでに青い空、散らない桜、見事に心象を表した音楽……。
男子校・朝日高等学校。その日、屋上にはいつものように不良グループが集まっていた。新3年生の彼らはそこで、柵の外に立ち手をたたく回数を競う通称“ベランダ・ゲーム”をしていた。柵の外側はつま先がやっと引っかかる程度の幅しかなく、柵に掴まらずには数秒と立っていられない。落ちれば地面にまっさかさま。それは、勝ったものが学校を仕切ると決められた伝統の根性だめし。勝利したのは8回の新記録を出した物静かな男・九條だった。しかし、九條にとっては学校を仕切ることなどどうでもいいことだった……。
料金:当日一般2,500円、学生会員2,000円、前売2,000円

松田優作、美由紀夫妻の長男、松田翔太の兄。
映画『御法度』(1999年-大島渚監督)で俳優デビュー。その年のブルーリボン賞新人賞を始め、数々の賞を受賞し話題となる。その後いくつかの作品を経て、『青い春』(2002年-豊田利晃監督)に主演、圧倒的存在感で注目を浴びる。近年はTVにも仕事の場を広げている。
代表作:『恋愛寫眞』(2003年- 堤幸彦監督)『NANA』(2005年- 大谷健太郎監督)『悪夢探偵』(2007年- 塚本晋也監督)『アヒルと鴨のコインロッカー』(中村 義洋監督)『まほろ駅前多田便利軒』(2011年- 大森立嗣監督)その他多数
