オールナイト上映【PFF スカラシップナイト】

2011.08.01.Mon

PFF スカラシップナイト
~園子温×内田けんじ×李相日×石井裕也~
8/6(土) 開場/22:20
上映開始/22:45 (終了予定/6:55)
当日一般2,200円/学生・会員2,000 円/前売2,000円
今年、20作目の作品上映が決定した「ぴあフィルムフェスティバルスカラシップ制度」。この制度によって制作された過去の作品を立命館大学映像学部生がピックアップ!近年話題の監督たちの“第一歩”を観るオールナイト上映!

1989年/93分
第4回PFFスカラシップ作品
監督:園子温
出演:園子温/河西宏美/杉山正弘/山本浩子/山道亮介
田舎町でさえない毎日を送る自分が嫌になった史郎は、友人の圭太を誘って町を出る決心をする。史郎は圭太の気持ちをかきたてるために、高校時代に友人と製作し未完成に終わった映画「一塁」の続きを撮影しようと提案するのだが…。
“スタートもゴールもなく、ただ今の走っている俺を見てくれ”というメッセージが強烈な伝説的疾走青春映画。

2004年/98分
第14回PFFスカラシップ作品
監督:内田けんじ
出演:中村靖日/宮田武/霧島れいか/桑田真紀/山中聡
典型的なお人好しの冴えないサラリーマン宮田武は、結婚を前提にマンションを購入した矢先、肝心の恋人あゆみに突然去られてしまう。ある晩彼は、親友で私立探偵の神田に呼び出され、とあるレストランへと向かう。神田はいつまでも前の彼女を忘れられない宮田を叱咤すると、その場で宮田のためにと女の子をナンパしてみせる。一人で食事していたその女、真紀はちょうど婚約者と別れ今夜の泊まる家もなく途方に暮れているところだった。そこで宮田は自分の家に泊まるようすすめ、2人で帰宅する。ところがそこへ、置きっぱなしの荷物を取りに来た、とあゆみが突然現われた…。

2002年/118分
第12回PFFスカラシップ作品
監督:李相日
出演:沢木哲/松田周史/前田綾花/上原はるか/村上淳
高校生の周史は、自分の人生に何も見出せず不満を募らせていた。宮路は43歳のベテランであるにも関わらず、組の集金係に甘んじているヤクザ。同じ頃、宮路と生き別れた娘はるかは援助交際で警察に捕まった。主婦の美佐は、息子のいじめや夫のリストラに悩まされ、精神的に追い込まれていく。アル中のタクシー運転手、黒崎は今日もビールを飲みながら運転していると、突然飛び出してきた自転車をはねてしまう。その自転車に乗っていたのは周史だった。黒崎は、周史が言い張る北海道の自宅までタクシーに乗せて送ることになるのだが…。

2009年/112分
第19回PFFスカラシップ作品
監督:石井裕也
出演: 満島ひかり/遠藤雅/相原綺羅/志賀廣太郎/岩松了
上京して5年目のOL木村佐和子。5つ目の職場で淡々と働き、恋人も連れ子のいる職場の上司、新井健一といった具合に、すべてに妥協の人生を歩んでいた。そんなある日、父の忠男が倒れ、一人娘の佐和子が実家のしじみ工場を継ぐ事態に。最初は渋っていた佐和子だったが、なぜか田舎暮らしに積極的な健一がはなしをどんどん進めてしまう。結局、健一とその連れ子を伴って帰郷する佐和子。ところが、工場ではアクの強いおばちゃん従業員たちに圧倒され、おまけに経営は右肩下がりで倒産寸前。もはや妥協の余裕すらないどん底に追いつめられてしまう佐和子だったが…。
★PFFスカラシップとは
1984年から始まったPFFスカラシップは、PFFが企画、脚本、撮影、公開、DVDリリースまでをトータルプロデュースすることで、監督に映画製作の本質を学んでもらう事を目的とした映画製作援助制度である。映画祭のコンペティション部門「PFFアワード」の受賞者に脚本提出の挑戦権が与えられ、その年の最も期待したいフィルムメーカー1名にスカラシップ作品監督権が与えられる。PFFスカラシップ専任プロデューサーと共に、受賞から1年に及ぶ企画開発の後撮影に入り、受賞から2年後のぴあフィルムフェスティバルにてプレミア上映され、海外映画祭出品を経て劇場公開される。
