ワン・ビン(王兵)傑作選in関西

ワン・ビン傑作選
ワンビン(王兵)
傑作選in関西

12月24日~1月4日
※12月31日と1月1日は休映




この10年に登場した最も重要な映画監督の一人、ワン・ビン。
最新作にして待望の日本初劇場公開作となる「無言歌」を前に、伝説のドキュメンタリー「鉄西区」をはじめ、この機会でしか観ることの出来ない作品群を一挙上映。

【料金】
当日一般/1,500円 学生/1,300円 会員・シニア/1,000円



「鉄西区」
1999-2003/中国/3部構成545分
日本占領中に設立され、大規模な工業地域に変貌していった中国東北部瀋陽にある鉄西区。現在は廃れゆくこの地域を3部構成の中に描き出した9時間に及ぶ超長編ドキュメンタリー。地域を限定し長い時間をかけて記録する事により中国社会が抱える現実をも浮き彫りにし、ワン・ビンの名前を世界に轟かせた伝説的作品。

1部:工場(240分) 
衰退していく工場の没落とそこで働く労働者達の暮らしの記録
12/26(月 )15:55-
1/2(月・祝)15:40-

2部:街(175分) 
労働者住宅の取り壊しによって街を離れていく若者たちの姿を追う
12/27(火) 15:55-
1/3(火)  15:40-

3部:鉄路(130分) 
各工場を結ぶ貨物鉄道の衰退とそこで生活を送る一組の父子の物語
12/28(水) 16:25-
1/4(水)  15:40-

※本作は、鉄西区を舞台に3部作として構成されていますが、ワン・ビン監督は1部ずつ独立した物語であることを意図しています。1部ずつでも鑑賞の妨げになるものではありません。

「鳳鳴ー中国の記憶」
2007/中国/183分

赤い服を身にまといソファーに腰をかける老女、鳳鳴(フォンミン)。1950年代以降の反右派闘争や文化大革命の粛清運動で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの、約30年にわたるひとりの女性の物語が細部にわたる詳細な記憶で語られる。カメラに向かって語り続ける老女の姿に、中国現代史と映画の可能性が同時に交差する感動的な傑作。

12/24(土)15:55-
12/30(金)16:25-

「世界の現状」
2007/中国/101分
ワン・ビン、ペドロ・コスタ、シャンタル・アケルマン、アイーシャ・アブラハム、ヴィンセンテ・フェラス、アピチャッポン・ウィーラセタクン、現代の映画を牽引する6人の監督が、それぞれの視点による「世界」を描くオムニバス。ワン・ビン監督編は現代の工場と思われる風景が60年代の文革期における粛清の現場となった記憶に繋がっていく「暴虐工廠(暴力工廠)」。これが初めての劇映画だが、その過去を立ち上がらせる恐るべき描写は『無言歌』への助走とも言える迫力に満ちている。

12/25(日)15:55-
12/29(木)16:25-









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